2017/10/22(日)雨

 

こんにちは。

 

雨が続いていますね。雨が降ると精神が悪くなるのはなぜ?気圧がどうこうとかいう話がありますがよくわかりません。とにかく精神が悪くなります。対策は特に思いつかない。

 

とはいえ悪天候だと人が減るので外出はしやすいですね。というわけで外出しました。

 

ハガレン展です。

正式名称は知りません。我が家には原作が全巻あります。アニメは一期から観てます。二期も原作に忠実で良かったけれど、一期のダークファンタジーらしさを突き詰めた感じが良いと思います。『シャンバラを征くもの』は間違いなんかじゃない。

はい。その程度には好きな作品です。

 

感想です。

まずアナログで描いていることに驚いて、(時代的には当たり前なのかもしれない)下書で用いている茶色の色鉛筆がアクリル絵の具と馴染むことで、まるで色トレスのようになっていて面白いなと思いました。色トレスについてはこれを読んでください。ピクシブ百科です。

dic.pixiv.net

 一般的にキャラクターには輪郭線を用いるが、背景には輪郭線を用いないで描くという表現方法が定着していますが、ペン入れがされていない(本当にされていないのかはわからない、輪郭線が目立たないということです)ものも多くあり、一枚絵としての完成度の高さも目を見張るものがありました。

作者からのコメントに「レンガの質感を表現したくて絵の具に胡椒を混ぜたが、当然印刷ではそんな凹凸はわからなくなってしまった。」というものがあり、本質だなという感じですね。アナログの絵画をわざわざ観にいく意味に対する一つのアンサーだと思います。質感以外にも、サイズというのも重要なファクターだと思っていて、雑にいうとデカいとすごい。『怖い絵展』に行った話をした気がしますが、そこですごい絵として触れた『レディ・ジェーン・グレイの処刑』は251.0×302.0cmです。デカいですね。デカいisすごいであることがわかる。まぁ今回の展は原画中心だったのでB4とかでしたけど。

話が戻って質感の話です。サイズの話は今回はあまり当てはまらないことがわかってきました。そんなにデカくなくてもすごい絵はすごい。質感を出すために胡椒を混ぜるというのはつまり凹凸の表現ですが、油彩画には二次元的な表現物であるにも関わらず、凹凸、つまり三次元を用いた表現法があり、これをマチエールと言ったり言わなかったりするんですが、この辺りは面倒な部分だし、人によるし、ぼくも随分前に描くのをやめてしまったのでスルーすることにします。今までの話は忘れてください。

雑にいうと厚塗りです。ゴッホの絵をイメージしろ、または横須賀美術館にそんなのアリかよレベルの三次元な絵画が収蔵されているので観にいってください。まだ飾ってあるかはわかりません。

はい。アナログにはアナログの表現があるという話がしたかったのですが、話をうまく運ぶことができず、このようになりました。話を変えましょう。

 

漫画の原画というのは、完成物としての紙面に至るまでの過程そのものであり、そこに様々な工程を見ることができるわけですが、そこから見えてくるのは人間存在だと思うわけです。表現物が最初からその形でポンと出て来たわけじゃなく、作者が考えて作り出して言ったものであるということが実感としてわかるようになります。もしかしたらみなさんはもとよりわかっているのかもしれませんが…。ぼくは本を書いているのは絶対知のような存在であると漠然と思っていたくらい作者という存在に神性を見出しがちなのでそのような感覚を持ちます。「これだからデジタルには温かみがない、アナログは良いな」みたいなクソ論法を繰り出すつもりはありません。絶対零度の表現物ってカッコよくないですか?カッコよくない、なるほど。また中二病が顔を出してしまった。やめにしましょう。

さて人間が垣間見えることの良さですが、それはもう多分ぼくが人間に属しているというところから湧き出るものであって、そういうものなんじゃないかなと思っています。アスファルトの継ぎ目が美しいのもチグハグな建築物が愛おしいのも全部そこに人の息遣いが感じられるからこそ素晴らしいのでは。人がやっていくことの良さがある。完璧というのはつまりイデア的なんですよね。この世のものと思えない美しさは異界のものであって日常じゃない。それは優劣があるという話ではなく別個の存在であるということです。そういう意味では原画は日常の美しさに属するものです。

そして過程の美しさも兼ね備えている。過程と結果の美しさの話もしようかと思ったのですが、面倒なのでやめにします。さっきの完璧さについての話につながっていくものなので文章がわからないものになってしまうかもしれませんが、もうそろそろぼくも何を言っているのかわかりません。まぁぼくの文章がわからないのはいつものことです。

とにかく良かった、考えさせられた、そういう感想です。一つの話題で終わるのは初めてかもしれないですね。まぁそれは今日他に何もしていないというだけの話なんですが。

 

おわり。